街ごと家族-家の外にも家がある-



近年、空き家の増加問題が問題視されている。その中でも、大阪市は全国で一番空き家が多い地域である。
空き家を活用した様々な事業はあるが、地域外からは人が訪れても、地域ないとの繋がりは薄いという問題もある。

また、新型コロナウイルスの影響や、時代の流れにより、住居同士の距離感は離れ、昔の長屋があった頃のような街文化は薄くなっている。

今回提案するのは、現代の住宅要素を今も残る空き家や長屋に落とし込みシェア空間として分散させ、共用要素が生まれることで長屋や空き家を活用し、保存しつつ、人が歩くことで人と人の距離感を縮める。人が歩くことで街が作り上げられていく提案。

歩くことによる効果は、空掘商店街エリアは昔から住み続ける老人が多いので健康にいいことはもちろん、この地域だからこそ得られる効果もあり、家から出て目的の場に行くまでに間の共用空間として、人々の生活空間となる空掘商店街や路地空間、お地蔵さんなどがある。そして、それぞれの長屋は孤立せず、分散しながら繋がる。
歩くという行為が地域の活性化や人々を繋げ、人が街をつくりあげていきます。

展望として、地域に残る長屋や空き家の保存と活用と、地域に分散する長屋や施設を点として、人が歩くことで線になり、街が面になることで長屋と人、人と人、が繋がり人が街をつくりあげていくことを目指します。

3.すべての人に健康と福祉を 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任、つかう責任 17.パートナーシップで目標を達成しよう




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